本との出会い方 / 再来軒

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私の20代ももうすぐ終わる。

20代を振り返るなんて誰かにかまってほしいTwitterのハッシュタグみたいなことはしないけど、
改めて考えてみると、やはりもう少し勉強しておけばよかったと思うわね。

ただ、いわゆる人生経験的なものは色々と積ませてもらったので、
勉強は30代も継続してやればいいのよね、とも思う。
唯一の後悔は車を買わなかったことぐらいかしら。

勉強をしなかったと言ったけども、20代のうちの8年ぐらいは大学に在籍していたし、
本もよく読んだとは思っているわ。

そんな私が、20代のうちに読んでおいてよかったと思う本はいくつかある。
たとえばこの間漫画版がベストセラーになった
「君たちはどう生きるか」
とかね。
星野道夫のエッセイも面白いわよ。

いくらでもオススメしたい本はあるんだけども、
本って、人によってマッチングするタイミングが違うのよね。
その人の、その時々の状況によって、ハマる本って違う。
とてもいい本でも、タイミングが悪ければとても退屈にしか感じないし、
昔クソつまらないと思った本でも、ふと手に取ってみると意外と導いてくれたりもする。

そういった、「本との出会い方を知る」のは一生ものの宝だと思うし、
20代のうちに知っておいてよかったと思うわ。

もしもあなたがこれまで本と出会ったことがないのなら、
何か悩んでいるとき、もやもやしているとき、
ネットの断片的な情報や、SNSのつながりだけでなく、
本に答えを求めてもいいんじゃないかしら?

清澄白河駅から清洲橋通りを東へ進むと、三つ目通りとの交差点にぶちあたる。
南に木場公園、北に錦糸町を構え、
今は休館中の東京都現代美術館がある白河という場所。

清澄白河のオシャレ化の影響をうけて、
20年前は本当になんっにもなかったこの場所も、今では犬をつれてグラサンを頭に装備したマダムが闊歩する街になったわ。

そんな白河の地で、夜ずっとやっているのがここの再来軒。
中華料理屋で朝までやってるって、珍しいわよね。

今回は肉野菜炒め的なものと餃子、
そして向かいにいた人はチャーハンを注文していたわ。

中華料理よろしく、おかず系メニューの味はかなり濃い目。
ビールや米があったら圧倒的正義の組み合わせになりそう。
デブへの直滑降料理だわ。
一方で餃子とチャーハンは意外とあっさり。
これはこれで、結構おいしい。
とくにチャーハンは懐かしい味で、幸福度はかなり高いわ。

東京都現代美術館が再開したら、訪れる人もまた増えるでしょう。
夕方17時からやっているので、早めの夕飯なんかにもいいんじゃないかしら。