DHAとEPA / 魚串さくらさく 人形町店

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魚は健康にいい。漠然とそう思う人は多い。

ではなぜ健康にいいのか?
魚の脂は血液サラサラ効果があるとテレビはいう。
けれどテレビで言う健康情報ほど信頼のおけないものはない。
ネットに広がる健康情報はほぼすべてが嘘だと思ってもいいでしょう。

今は情報化社会。アクセスしようと思えばどんな情報だって手に入る。
そのかわりにいらない情報も次々と入ってくる。
なのに情報の受け手、こればっかりはどんどん退化しているらしい。
幸い私は大学を出てバイオロジーを学ぶことができた。
ならば魚の健康機能を調べてみようじゃないかということで、調べてみた。

魚が健康といわれるのは主にEPAとDHAのおかげ。
どちらも魚の脂に含まれるω3脂肪酸で、これが色々といい効果があると。

EPAは明確で、100%の純品は高脂血症の医薬品になっている。
医薬品になるぐらいならば効果は疑いようがないわね。

問題はDHA。これの判断が難しい。
DHAの効果は抗炎症、抗アトピー、抗鬱、認知機能、抗高脂血症、抗高血圧、網膜、糖尿病など、、、調べればたくさん出てくる。
そのうち、心血管系や中性脂肪の改善はエビデンスが豊富で、どうも確からしい。
一方で脳機能系はメタアナライシスで思ったほどの効果が確認されておらず、
しかもそれを日本人に限定するとより難しそうだわ。

また、解析対象をどういう層に分けるかも問題で、乳幼児や妊婦における機能と一般的な成人に対するそれとは違うよう。
そもそもDHAは栄養なので、慢性的な欠乏の予防か、過剰投与かでどう健康機能が発揮されるのかもわからない。

結局のところ、あった方がいいとは思うが、なくてもクリティカルな問題にはならない。
サプリメントで補給したところで、普段の食生活で十分に摂取できていれば、何も起きないのでしょうね。
そういうレベルってことね。

この健康機能をどう捉えるかは難しい。
テレビであれば上にあげた機能に対して全部効く!死にたくなければ魚を!といえるのだろうが、そんな品の無さは民放だけで十分だわ。

ちなみにサバ缶1缶で一日に必要な量は十分補えるらしい。
EPAは間違いなく効くし、DHAはEPAに再度変換されもする。
DHA自体も中性脂肪を下げる効果はエビデンスの強度が高い。
やはり魚は食べたほうがよさそうね。

そんなことを考えていたので、
たまたま魚串という文字をみかけてしまいふらっと入ってしまった。

メニューは魚介系の串がメイン。サバや鮭、サワラなどのほか、ツブ貝や明太子などもある。
ちんちろハイボールがあったので、串カツ田中と運営会社が同じなのかしらね。
チェーンだし串だしありえるわよね。

長居するにはつらい椅子。
魚の串もまぁ、ゆうて普通。

物珍しさはあったが、それだけというイメージ。
DHAを補給することはできたわ。