義憤 / 大至 チャーシューワンタンメン

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最近ニュースを見て胸糞が悪くなる機会が増えた。

特にあおり運転や通り魔に関する事件。
そういう事件が増えたのか、そういう報道が増えたのか、それとも私の感度が髙くなったのか。
何が原因なのかはわからないけど、とにかく胸糞が悪い。以前にもましてクソみたいな世の中だと思う機会が増えたわ。

けれどその胸糞の悪さを義憤に変換してしまうのは最低最悪なのよね。

胸糞の悪いものは胸糞の悪いものとして、心の中にとどめておくべき。
他人ごととは思えなくても、その事件においては私は無関係の他人。
無理やり関わろうとすれば必ずやけどをするでしょう。

しかし分相応な立ち振る舞いをすることが、自分の理性をしっかりと働かせることが最近難しくなっている。
未熟な自分、貧弱な理性には扱いきれない情報が、現実が次々と義憤に誘ってくる。
麻薬はやったことないけど、おそらく麻薬のような心地よさなのでしょう。
あ、タバコは吸うわね。やっぱり胸糞悪いわ。

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お茶の水駅から聖橋を超えてまっすぐ。
坂道を下りつつまっすぐ行くと左手に見える。

なつかしきノスタルジーなラーメンの最高峰とでもいうのだろうか。
普通のラーメンLv.99みたいな。

鶏ガラ醤油をベースにした優しい味。
洗練されているのだが、洗練さを押し出さない。おそらく旨味を感じる順番によるモノなのでしょうね。
オシャレ醤油ラーメンは大抵、油のコク→醤油の塩味→そしてうま味という順番で味覚を刺激してくる。
個々はまず最初にうま味が来て、その後油→醤油となる。

これがオシャレ過ぎず、気負わず食べることのできるらーめんの秘訣だと思ったわ。

麺は中太の縮れ麺。
やはり縮れ麺はいいわね。これも気負い過ぎないラーメンを演出するには必須の役者だと思ったわ。

死ぬ前に最後ラーメンを食べるとしたら、おそらく私はここを選ぶでしょう。