祝日の特権 / つけそば 神田勝本 清湯つけそば

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ゴールデンウィーク。普段は出現しないレア客がラーメン屋に出没する時期。

ラーメンの有名店は昼営業の店が多く、
ずっと行きたいと思ってても訪問チャンスがなかなか来ない。
ここもそういったところで、
ゴールデンウィークという平日休みのパラダイスを使ってやっと訪問することができたわ。

ラーメン食べ歩きを趣味にするなら平日休みの方が都合がいいかもね。
なんせ休日は混む。
そして祝日はもっと混む。

神保町に降り立つと、ポプテなんとかと書いたクリアファイルを持つ、
ちょっとオタクっぽい集団とたくさん遭遇した。
なぜオタクっぽさはああもわかりやすいのだろうと思いつつ、
今日の私はメイク決まったオカマスタイル。
私みたいなバケモノよりかはマシかしらね。

店に着いてみると、GWだからか家族連れやカップルで大盛況。
10人ほどの列だったけど1時間近く待つことになったわ。
待ち時間中はドキュメント72時間(NHK!)を見ているのでそんなに苦じゃないけど、
逆にどれだけ待たされたのかがよくわかってしまう。長かった。

ここは浅草開花楼製だという2種類の麺が楽しめる。
なんというか、全ての素材が一級品だとわかる素晴らしい一品。
これまで食べてきたつけ麺のなかで、ここは圧倒的ナンバーワンだわ。

鶏ベースに、魚介としてかつお節と煮干しが少々効いたスープは淡麗という言葉が似合うキレ。
あっさりとは違う引き締まった味に三つ葉と千住葱の香りが心地よい。
スープ割りにしなくても全部飲み干せるんじゃないかってぐらい美味しい。

加水率低め細麺との相性も素晴らしく、上品さと食べごたえを両立している。
ちなみに太麺の方は加水率が高く、もっちりとした感触の平打ちを味わうことができる。

チャーシュー、メンマ、ナルトが入っていて、
チャーシューはほろほろ系。キレのあるスープに脂が足されることで、食べごたえを与える。
(麺だけでも結構多いんだけどね)
ナルトはかわいい要因かしら。

そして200円で食べられる卵かけごはんは常軌を逸している。
宝友卵のコクは今まで食べてきた卵はいったいなんだったのかと思わせられる。
これだけで店を開けるわ…。

祝日の数時間を使ってでも食べるに値する、
さすが東京、と納得させられるつけ麺だったわ。