30年生きてても秋の存在感がない。
ここ数年で夏は暑くなったと思うのよ。
30℃超えるのは当たり前で、35℃~40℃が殆どじゃない。時期も6月から熱いし、9月末まで暑いし。
夏に浸食される形で、秋って短くなったのかなって思うのよ。夏終わったらすーぐ寒いじゃない?
でもよく考えてみたら、昔って秋の存在感ってあんまりなかったなと思うのよね。
11月って昔っから結構寒かったし、9月って頑張って海に入ってた記憶もある。
つまり秋は特段短くなっているわけではなく、記憶の中にある秋が長いだけで、、、まさか、記憶が改変されている、、?
そもそも秋って何をする季節なのかしらね。運動会?紅葉狩り?焼き芋?、、地味じゃない?ねぇ地味じゃない?やっぱ秋って特に何もないんじゃない??
多分ね、秋ってやることないしすごく短いし、夏がつらくて冬が悲しすぎるから、秋は長いと思うことで心の平穏を保ってるのよ。いい季節って、そもそも短いのよ。
それか記憶を改変されている。
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仕事で神保町に来たので、カレーを食べに来た。
共栄堂はしばらく前に行ったっきりで、今回はしばらくぶりの訪問。10年ぶりぐらいかも。
あたしが子供のころからずーっとある老舗のカレー屋さんで、
神保町でカレーを食べてる感、をしっかり感じることのできる好きなお店。
ただし平日のランチはそんな観光客的な気分を味わえるわけではなく、
近くで働く会社員たちのサラ飯エリアとなっている。
むしろそれが神保町のリアルな姿なんだけどね。
平日のド昼だけど幸い店内は相席で入ることができた。一人でよかった。
すかさずポークカレーを注文すると、1分とたたずに到着。
これこれ、この黒くてサラサラのルーに、しっかりと盛られたご飯。
ルーをこぼさないように少しずつ崩しながら食べると、スパイスがしっかりと香ってやはり美味しい。甘味と苦みの絶妙なバランスに、辛みがさらに味を引き立てる。日本やインドのカレーとは全く違う、新しいカレー、こんなんが大正時代からあるんだから、驚いたもんよね。
決して長居せず、ささっと食べて外に出ると、夏もすっかり終わって秋の気配。
今年の秋もまたすぐ終わってしまうのかしらね。