原稿とブログとラーメン / むぎとオリーブ 銀座店 トリプルSOBA

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原稿が絶賛炎上中である。(あった)

原稿といっても漫画を描くわけではない。文字である。
文字といっても小説ではない。エッセイである。
つまりはこのブログの延長戦のようなもの。

このブログは毎回の記事は600~1200文字くらいで調整している。
原稿用紙にして1.5枚~2.5枚分。

個人的な感覚だけど、日常的に長文を読まない人が
ブログを飽きずに読める文字数は800文字が限界だと思っている。
原稿用紙にして二枚分。

それ以上の文章は見た目で萎えて、3行でもう閉じる。
ツイッターの140文字は誰しもが読める文の文字数として適当なんだろうなと思う。
140文字、140は誰しもが読むことはできる。
中身を理解するかは別として。

今回の原稿は大体1万字ぐらいだった。
原稿用紙10枚以上。
寄稿する文章としては決して長くはないが、
それでもこれだけの文字数を読める人は、世の中にどれだけいるのだろうか。
まともに文字を読める人は少数派だと感じる機会が多いのよね。

こうして仕事、原稿、仕事、原稿の日々が続くと、
ラーメンに逃避したくなる。
というわけで銀座にラーメンを食べにきた。

4丁目の交差点から新橋方面へ。
少し裏通りに入ると、ラーメン屋が立ち並ぶエリアがある。
平日20時前ぐらい。
意外と行列はなく、そのまま入ることができたわ。

この店の一番のウリは何なのか全くわからないメニュー配列。
10種類以上あるメニューから選んだのは『特製トリプルSOBA』。
トリプルである。ダブルでもツインでもない。トリプル。
これがまずいわけがないじゃない。

醤油・煮干し・ハマグリが組み合わされたスープは、
どれか一つが変に尖ることなく、見事にお互いを支えあう。
一口飲むと醤油、そして煮干しの香りが広がり、ハマグリのうま味がやってくる。
ハマグリのうま味を口に含みつつ細い麺を軽快にすすると、煮干しの香りとハマグリのうま味、そして小麦の甘味とがあわさり、素晴らしい美味しさに。

女性的な繊細さ、それでいて決して劣らぬパワー。
凛とした強さとでもいうのかしら。

具もかなりゴージャスに取り揃え、すべてが一品料理としてレベル高い。
三つ葉の香りがいいアクセントになり、飽きも来ない。

銀座という都会にふさわしい、品の良い一杯ね。

いつかラーメンで同人誌を作ろうかと思う。
ラーメンとそれにまつわるエッセイ。
黒歴史になるのは間違いない。