府中駅から国分寺街道をまっすぐ。
けやき通りを超えて、第一中学校を超えて、晴見町。農工大の手前。
かつて私がここに通っていたころには存在していなかった、
二郎インスパイア系ラーメン屋がある。
この通りには家系の山賊だとか、恐ろしいラーメンを提供する天芯ラーメンがあり、農工大をはさんだら百万豚という店があった。
この店たちはいつの間にか消え、さらにはたまぞうまで味が変わるという事件があった(いまはやすのたまぞうとして、昔の味が復活してるけどね)。
そんな通りに、新たにラーメン屋ができるのはいい知らせ。卒業生としてもうれしくなるわ。
一応府中に二郎はあるのだけど、あそこまで行くのはちょっと遠い。でもここなら、手軽に二郎系が食べられるでしょう。農工大生にとっては。
歳も歳だし、半分男をやめたので二郎系は避けていたのだけど、ちょうど大学で講演の機会をいただいたので、仕事終わりに行ってきたわ。決死の覚悟よ。
野菜マシなんかにしたらロット乱し、食べ残しは確実なので、トッピングはアブラカラメ。豚の枚数も迷ったが、気が付いたら2枚を買っていた。タンパク質だから仕方がないわね。
平日の夜20時ごろ。
行列は6人ぐらい。これぐらいだと寒空の中でも気持ちが折れずに済む。
着席してから、自分で水を汲みに行って、そん時にティッシュを確保するらしい。二郎系は特殊ルールがよく存在してるから、周りをよく見ないといけないのよね。
ラーメンと対面。
予想はしてたがやはりこの絵面。食欲よりも不安がよぎる。
スープはしっかりと乳化されていて、豚骨強め。友人からはド乳化という言葉を教わったが、私にはわからなかった。o/wがw/oにでもなるのかしら?
注目の豚肉はとてもやわらかく、味がしみていて、このラーメンの存在感を一段上に引き上げてくれるような、そんな特別感がある豚。これは2枚入れなければ損だったわ。このラーメンの本体といってもいいぐらい気に入った。
インスパイア系はこれまであまりいい店にあたったことがなかったけど、ここはしっかりと美味しい上質なラーメンを食べることができる。府中駅からかなり歩くけど、訪れる価値あるわね。15分ぐらい。食前食後の運動にはちょうどいいのでは?