「なぜスタッフをするのか?」(JMoF 2020お疲れ様でした)/ぷん楽 肉玉らーめん

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やっとこさ終わりました。
もう7年ほどJMoFスタッフをやってきましたが、今年から主催になりました。主催。代表。JMoFの。私が。この1年間、いろんなことを考えましたが、あんまり言葉にできていませんでした。というのも、この立場になると言葉に大きな責任が付きまとうし、みんなを惑わせてしまう。どうにも難しい。この界隈に入った頃からみたら、想像すらしなかった状況です。


とはいえ何も言わないのはよくないので、少しだけ話をしようかと思いました。JMoFまわりは話題がありすぎるんだけど、今回は「なぜスタッフをやるのか」という話を選びました。なんでかって?とてもよく聞かれた質問だからよ。

私とケモノの活動をしたことがある人はよく聞くと思いますが、私の脳内には約8年前に参加したEurofurence 18というコンベンションがあります。当時はドイツのマグデブルグという都市で開催されていて、参加人数は今のJMoFと同じぐらいです。そこで私は、当時の価値観が崩れ去る経験をしました。


ケモナーやFurryであることに対する後ろめたさ、社会の日陰者であるという意識、着ぐるみはヘンタイの趣味であるという感覚、そういったネガティブな感情をすべて陳腐なものにし、FurryがFurryであることを肯定し、主人公になれなかったいくつもの才能が開花できる環境があり、そして社会から温かく受け入れられている。


「こんなうらやましい環境があるなんて。これが日本にないなんてずるい。」


だから私は、当時日本で唯一のコンベンションを作ろうとしていたJMoFのスタッフとなることであの環境を作ろうとしたし、今でもしようとしているのです。(もちろん人脈欲しいとかノウハウ得たいとか得意分野だとか、そういった打算もあったけどね)

少し話が変わるけど、このケモノ界隈(というかSNSの世界)は創作行為による表現がコミュニケーションにおいてとても大きな位置を占めています。かつてROM専という言葉があったように、かつては表現する側と受け取るする側での大きな断絶があり、しかもその表現はイラストもしくは着ぐるみ、とほぼ限定されていたと思います。


当時企画にかかわっていた私は、ケモノを介した表現はより多様になるべきだとして、表現の多様性を推進する企画を作り、それを広めていこうとしました。時代的な流れもあって、今日では多種多様な創作活動や表現がみられるようになりました。ケモノ界隈では誰しもが何者かになれる。そう言える世界が見えてきたんじゃないかと感じました。(特に今年はね)そしてその時代の流れの一翼を担う、もしくは後押しをするというのは、スタッフとしての私の自己表現だったと思います。


多種多様な表現が認められるこの界隈において、スタッフという活動も一つの表現であり、創作活動なのだと思います。もちろん参加者のことを考えるのが一番大事ですが、そういった思考も含めて、自分のケモノとのかかわり方だと思うのです。
イベントスタッフは参加者のため、そして仲間たちのために活動します。けれどその活動の一つ一つはケモノにつながり、そして、あなたを何者かにしてくれるでしょう。


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木場駅から門前仲町方面、永代通り沿いにある。前回は肉汁つけ麺をいただいたが、私はつけ麺よりもラーメン派なので、しっかりとラーメンをいただくことにした。
こちらもラーメンの上に豚生姜焼きと卵黄が合体したスタイル。豚生姜焼き丼なぬ豚生姜焼き麺である。ただのチャーシュー麺と何が違うのかと問われそうだが、実は全く違う。ラーメンの上にのっているのは豚生姜焼きである。しかもここはランチにライスがつく。そう、実質は豚生姜焼き丼とラーメンなのである。
あと、生姜焼きの油がラーメンの上で膜をつくって、あっさり系のラーメンが背脂ラーメン顔負けの油ラーメンになっている。かなりの重量級。
個人的には豚生姜焼きの油が新しい機能を付与している点でつけ麺よりもこっちのほうが好きだわ。とにかく満足感もすごいしタンパク質もとれる。家でもチャレンジしてみたいタイプのラーメンね。