サービスエリアでねこぶだしなるものを買った。
というか買ってしまった。
こういう無駄遣いをやめようやめようと思いつつ、なかなかやめられないのは生まれついての特性なのか、環境なのか。まぁ間違いなく環境でしょう。
過去に行われた実験に、マシュマロテストというのがある。
ガキンチョの目の前にマシュマロを置いて、目の前においてあるマシュマロを我慢すれば後日もっといいものをあげよう、と約束してガキンチョがどう行動するか観察し、そいつらが将来どうなったか判定する試験。
ほんっとに簡単に結論を言うと、
我慢できた奴の方ができなかった奴よりも社会的に成功するよって話。
この試験が本当に科学的に正しいかどうかは別にして(批判も多い)、サービスエリアでの私は要はマシュマロテストに敗北したのよ。旅の高揚感に惑わされ、ちょっとおいしいだけの高くて日常にいらんものを買わされてしまった。あぁ悔しい。
けれどもう買ってしまった以上、このだしを使って日常生活を豊かにしてやろうかと考えている。いいのよ、おいしいものを食べることは、投資的価値があるのよ。美味しいものは精神的なダメージを減らし、精神的死亡リスクを低下させるのよ…
そして美味しいものといえば、水道橋のかぐら屋もなかなかであった。
水道橋駅のすぐそこ。神保町からも歩ける距離にある。
日曜日の昼だったが、先客は3名ほど。
あんまり待たなくても入れる。
スープは鶏の旨味を全面に押し出したあっさり系。野菜の味もしっかり。
透き通っているので、白湯ではなく清湯(ちんたん)スープのほう。あっさり系だから物足りないなんてことはなく、味がぎっしり詰まっているので満足感も高い。
目の前にはラー油や揚げニンニクなどの調味料。揚げニンニクは美味しかったけど、ちょっと味が変わりすぎてしまうかも?
征麺屋と名乗るぐらいあって、麺が結構特徴的。素麺のような低加水細麺で、ぷつぷつっときれる感触が心地よい。
あっさり系のスープをしっかりと引き上げる力をもっていて、とても相性がいい。
チャーシューとして乗っているもも肉のローストも満足感高め。タンパク質もとれるので健康にもいい。
男女分け隔てなくお勧めできるいいお店だったわ。ここで傷を癒せば社会的成功も間違いない。