家系の味の感想は難しい。
なんせ油の量、塩辛さも、麺の固さまでも自分で調整できる上に、
どれも味の傾向が似ている。
私のトッピングはその日によって変わるので、
油を足したと思ったら次回は油少なめになったりする。
そして大量のすりごまを入れる。
「もう味の原型ないじゃん笑」
たぶんその通り。
想像通りの味と、予定通りの満足感。
家系、特に量産型店舗に求められているのってこれだと思うのよ。
一方で、横浜にはレベルの高い家系がたくさんある。
私がこれまで訪問したことがあるのは吉村家、杉田家、そして壱八家(スカイビル店)。
この3つの家系は確かに違う。
醤油の効き、豚骨の匂い、油のうま味、そしてキレの良さ。
どれも個性があって、どれも家系で一括りにできないクオリティなのよね。
「家系なんてどれも同じじゃん笑」
その短絡的な発想が、、、あなたの貧困な感性を物語っているの!
仮想敵に向かってそう言い放ちたい。
さて、錦糸町での夜の仕事終わり、力がほしくてやってきた。
深夜なので野菜(ほうれん草)を追加。ほかはすべてノーマルで。
ベースのスープは油も塩も強く、濃厚ではないがドカタよりの家系かなと思ったわ。
醤油よりも豚骨の風味の方が強いからかしら。
麺が家系の割には細めで、この辺りを見るとマイルド感もあるかもしれない。
チャーシューは少し残念な感じだけど、
具で重要なのは海苔とほうれん草なので大きな問題はなし。
このこたちは普通においしい。
お客さんが髪を切ったことに、店員が気がついて話しかけるぐらい気さくな感じ。
下町のアットホーム感をもってて、そこが一番高評価。
家系ってこわい店員さんたまにいるものね。
想定外の麺と、予想以上の満足感。
家系はやはり奥が深いなと思いました。