秋葉原、淡路町、小川町、神保町と続くこの靖国通り沿い。
東京の中でも私が特に好きな一帯。
秋葉原の電気街はいわずもがな、神田周辺の飲食店、小川町のスポーツ店、神保町の古本屋とカレーと喫茶店。いわゆる映画だのショッピングモールだのといった娯楽は少ないけれど、個性のある町が集中していて、散歩するにはとてもよい場所。
そしてこんな下町の文化人エリアには、当然ながらラーメン屋もレベルの高いものがあつまるようで。
淡路町の交差点からWATERRAS方面へ向かってすぐの右手、半地下のビルに小奇麗なラーメン屋が出現する。
それがここ潮。
2014年のTRYラーメン大賞鶏白湯部門で1位をとったこともある有名店なんだってさ。
メニューは鶏白湯の白と醤油の黒の二種類。
どちらにするかとても迷う。個人的には醤油が圧倒的に好きなジャンルだけど、、、
ここの推しは鶏白湯なはずなので白の極を選択。
こうやって原価率に貢献するのね。
【ラーメン】
さてまずは見た目がとってもゴージャス。
肉どんだけあんのこれ？
鴨肉のロースト5枚、チャーシュー2枚、肉巻アスパラ、ポーチドエッグ、ブロッコリー、バジル、オニオンフライ。
見た目だけでこれだけ満足させてくるなんてやるじゃない。
そしてスープは洋風、カルボナーラのような鶏白湯。でもちゃんとカルボナーラじゃなくてラーメンになっている。パスタでいいじゃん！とはならないさすがのバランス感覚ね。
ゴージャス感でいい仕事をしている具材たちも、このスープとあわさることでさらに真価を発揮。一つ一つが一品料理としても遜色なし。ラーメンにつまみ3種と考えたら、この値段設定は気にならないわ。
ストレートな中太麺はラーメンっぽさを演出するのに重要な役割。これがパスタだったらもっとカルボナーラ感を制御しきれなくなっていたでしょうね。
ラーメンの庶民的なイメージから脱却して、
高次元の料理としてチャレンジしているお店。洋風スタイルもここまで手が込んでると素直に認めざるをえないわね。
稲荷町にもここの2号店があるらしいので、
こんどはそちらも試してみようかしら。