ラーメンと筋トレを両立させる考察 / 秋葉原ラーメンわいず のり卵ラーメン アブラスクナメ

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ラーメン食べ歩きと筋トレは両立できるのか?という疑問があるので考察してみる。
まずラーメンといってもいろんな種類があるので、わかりやすくするためにみんな大好き天下一品のこってりとあっさりの栄養成分を見てみよう。

こってりの栄養成分は衝撃的である。
カロリーは949kcal、脂質は66.4g!!!
これはスープを全部飲み干した値ではあるものの、脂質に関していえば成人男性が一日に摂取する平均量をたった一杯でとってしまうこととなる。またスープを飲み干さなくても、油の多いスープは麺によく絡むので、結局大部分を摂取することとなる。

炭水化物は54gで、これはほぼ麺だと思われる。麺だけなら意外にまともな数字で、カロリーに換算しても216kcalで、これはご飯のお茶碗一杯とそう変わらない。しかし麺はご飯よりも早食いの傾向が高まるので、その点においては危険である。筋トレにおいては炭水化物は味方なので、早食いさえ何とかなればなんとかなるかもしれない。

トッピングはチャーシューとメンマ、ネギだけであり、カロリーや脂質に関しては大したことはない。が、ここで注目するべきは食物繊維の少なさである。
普通の定食なんかでは炭水化物+メインのおかず+副菜がつく。お新香にせよ千切りキャベツにせよ、この繊維質があることにより消化吸収が緩やかになり、食事後の血糖値の上昇がゆるやかになる。つまるところ全体のGI値が低下するのである。しかしラーメンのこのトッピングにはGIを低下させる能力はほぼない。これは間違いなく太る。

高い脂質、早食い、少ない食物繊維この三拍子がそろっているこってりラーメンは非常に危険だ。

ではあっさりラーメンの方はどうだろう。
こってりと比べてカロリー、脂質量が圧倒的に少ない。タンパク質、炭水化物量は普通で、塩分は成人男性一日分である(こってりもあんま変わらない)。
塩分的に毎日食べれば確実に寿命は削られるだろう。

筋トレ的に言えば、カロリー、炭水化物、脂質は合格点である。10gの脂質はむしろ少ないぐらいである。タンパク質が少し少ないので、味玉(タンパク質6g、脂質5g)をトッピングすれば栄養成分的にはかなりよい。ただ相変らずGIは高めなので、普通の食事に比べて太りやすいことは確実である。

以上の事から
・豚骨系の脂が多いラーメンでなければ意外と大丈夫。
・ラーメンが太る要素は、脂質量、早食い、少ない食物繊維の3つである。
・麺よりもスープが危険
の3つのことがわかった。では、ラーメンと筋トレを両立するためにはどうすればいいのか?

①ラーメンの種類を選ぶ(豚骨ではなく醤油、塩など)
⇒家系だったら脂少なめにするとか。二郎や背脂系は論外。脂質量が最も危険なので、まずはこれを下げる。

②難消化デキストリンやカロリミットを事前に飲んでおく
⇒ラーメンは血糖値の爆あげを防ぐサプリメントとは相性が良い。この二つは私の感覚的にも信頼がある。ただ難デキドリンクは500mLに5gしか入っていないので微妙。5gそのままがすぐに摂れるイージーファイバーか賢者の食卓がよい。

③トッピングをつける
⇒補うべきはタンパク質と食物繊維。味玉やほうれん草、メンマ、わかめなど。チャーシュー増しやラーメンライスは危険。

④卓上にある酢を飲む
⇒私のおすすめ。食後に大さじ1杯の酢をとると血糖値の上昇を抑えることが確認されている。レンゲにスープをすくって、それに酢を少々たして飲むと飲みやすい。事前にコンビニで黒酢ドリンクを買っておくのも手である。

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秋葉原で昔から有名なので突入。平日の昼間に店員はバイト感。大丈夫だろうか…と一瞬不安がよぎる。

が、大丈夫だった。

カエシが強めの家系らーめん。チャーシューは少し固め。
中太ストレート麺と安心の家系の味が体力をしっかり回復してくれる。秋葉原の末広町は地味にラーメン屋密集地なのだが、ここで生き残っているということはやはり力があるのだろう。

店内がちと狭いが問題なし。にんにくに臭い強めと弱めがあるのはうれしい配慮である。もちろん強めを選びたいが。。。

最近武将家という家系も秋葉原にできたが、あちらはJR秋葉原駅寄り、こちらは末広町寄りなので競合はあまりしなさそうである。

やはり家系は正義。