作文ドラッグ / 徳川町 如水 香そば+ひじきご飯

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Twitter界に突如現れたキメネコというアカウント。
異世界のドラッグ事情をまるで地球のどこか、たとえば福生市とかで起きたように語る漫画がとても面白い。
特に「インスタント・禅」だとか「深刻な幸福」だとか、次々と生み出されるパワーワードが強烈すぎて、私の言葉遣いにも影響が出始めている。

かくいうオカマも過去にデパス先輩のお世話になったことがあり、あの類の薬がもたらす抗不安や幸福感の体験場はすでにインストールされてしまっている。家に大量にあるアレに再度手を出した時、個人輸入からの乱用の未来はすぐそばにあるのだろう。そうならないためにストレスコントロールやMP回復の方法はいくつか持っていて、そのうちの一つがこのブログである。

正確に言うと、文章を書くことである。

精神があっちの方に導かれている時って、目に見えないしよくわからないし漠然としているけど、とてつもなく巨大な不安感に支配されているのよね。それから脱出するためには、その不安が実は可視化可能だったり、細分化することが可能だったりすることを実感しないといけない。貯金と違って生きるだけで勝手に蓄積していくこの不安感を日々可視化して対処していくための方法として、文章に不安の実態を書き出すのはとても有効なのよ。

ただしこれはある程度文章が書ける人だけが採用できる方法なので、それができない人は温泉かラーメンに頼ろう。

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東京から名古屋往復新幹線+名古屋駅からのタクシー代を合計すると2万5千円ほどになる。
ラーメンに使った金としては最高記録をたたき出した気がする。
まぁラーメンのために車を買おうとしている私にとっては微々たる金額よ。そうよね?

ちなみにこのラーメンの後にアップルウォッチも買ったし、なんならiPhoneも買い替えた。色々計算すると、20万ぐらいは軽くぶっ飛ぶ計算である。人は予想の3倍金をぶっ飛ばすと深刻な幸福を感じるらしい。

さてそんな金を使ってやってきたラーメン屋は名古屋の雄・如水である。
名古屋駅から電車ではなくタクシーで乗り付けた結果、20分ほどでたどり着くことができた。ちょうど日曜の昼に到着したが、外待ち10人、中待ち20人ほどである。休日とはいえ、地方のラーメン屋でこのクラスの行列はちょっと予想外であった。しかもカップルと家族連れが多い。長期戦である。

1時間ほどで何とか辿り着き、後輩おススメの香そばとひじきご飯に挑戦。
塩味とうま味の力強い塩スープに焦がしニンニクが香る濃厚タイプのラーメン。濃厚さと上品さを両立させていて、こういうのを芳醇と表現するのだろう。
麺はぱっつんと切れる細麺。スープとの相性良し。麺をスープからすくいあげるたびに、ニンニクの香りも立ち上がる。心地の良いラーメンである。

併せて注文したのはひじきご飯。かつて小学生のころ、ひじきご飯が好きすぎて無限に食べていたのを思い出した。しかしあまりにひじきご飯を食べるので禁止されてしまい、以降自分で作るまでひじきご飯にありつくことはできなくなった。思えばあれが本当に好きなものを否定された最初の記憶かもしれない。。。

塩ラーメンとしては間違いなく一つの正解にたどり着いてる。名古屋に来たら是非。