トーフラーメンとは埼玉のB級グルメらしい。
B級グルメ、それは安くて庶民的で、そして美味しい。それが定義だという。
しかし、それこそまさにグルメだと思うのは私だけか?
高くておいしいのは当たり前なのである。
春がやってきて、新しいことを始める季節になった。
色々あってオカマは6月に自転車で富士山を登ることになり、その練習として東京から埼玉県の彩湖まで行くことになった。その距離往復で80kmである。
水泳経験と日頃の鍛錬があるので体力的には不安はなかったが、オカマが乗っている自転車はラーメンを食べに行くために買った安めの国産クロスバイクである。
鉄下駄と称されるらしい太めの初期型ホイールで、スタンドまでついている重量級。
マリカーで例えるなら最高速度が遅いクッパみたいなマシンである。
街中を乗り回すには丈夫で便利なやつだが、「走り」に対してどこまで力を発揮できるのか。
結論からいうと、何とかなった。
片道40キロちょいを約2時間ほどで走破できた。途中、チャリの重さが大腿四頭筋の鼓動として伝わってきたが、意外と何とかなるもんである。人間なんでもやってみるもんだ。
さて、彩湖までの片道が終わった段階で、周辺でラーメンを食べることになった。
どうやらB級グルメで有名な店が近くにあるということでチャリで来た。
トーフラーメンは豆腐とひき肉のあんかけが乗った醤油ラーメン。辛くない麻婆豆腐が乗っている醤油ラーメンという感じである。
たっぷりの絹ごし豆腐はしっかりボリューム。時間によって物性の変わるあんかけが結構楽しい。
基本の味付けは醤油ラーメンなので、とても安心して食べられる。
都内の意識高いラーメン屋には無いいつか食べた味。
店内には芸能人のサインが多数。決して良い立地ではないのに、ここまで人が訪れるのは驚愕。埼玉、なかなか侮れない。