家族の飲み会で訪問。
桜の季節の土曜日。
他の予約客もほとんど家族連れ。3組が一気に入ったことでお洒落な店は一気に大衆居酒屋の喧騒に。
地元民から言わせればね、このあたりはたいした街ではないのでいいのだけど、
横にいたカップルたちは面食らったかもね。
しかし親の飲み方に不安を覚える。自分によく似ている。
歳をとると我慢が効かなくなり、何事も悪い方向に行くらしい。
私の子供の頃は、年寄りというのは穏やかになり、
静かに暮らしているイメージだった。でもどうやら違うらしい。
現代の年寄りのイメージは電車内で傍若無人に振る舞い、
安い店やコンビニにクレームをつけ、
そのくせ金は払わない、なんとも最悪な人間像。
そんな年寄り達に自分の親がなっていくのを見るのはとても辛い。
今後介護とかもあるのだろう。
年金も時間も上の世代に奪われた私たちは、そろそろ彼らを見捨てなければいけないのかもしれない。
そんなことを考えてしまう会になってしまったが、
料理自体はとても美味しかった。
特にレバーペーストはなかなかの味。
ハマグリを使ったパスタも良い。
情けは自分を滅ぼすのか。
酷な選択肢が現実問題として検討されている。
本当に奪われたのは感情だったらしい。