都内を縦横無尽に走る地下鉄。都内に長く住んでると馴染みの薄い路線が出てくる。
私にとって都営三田線はまさにそんな路線。
まず駅が何があるのか知らない。
私の愛する日比谷線と交差する日比谷、青春を過ごした芝公園と御成門、東京で一番好きな街の神保町、あと当然三田も停まるのでしょう。
ラーメン屋めぐりを始めてから、
縁もゆかりないが愛する東京の街に行くことが増えた。
今回やってきた春日もその一つである。
春日は文京区の町。
よく田舎もんは東京23区ランキングなるものをつけたがるが、
文京区は都民的にはかなりの強者である。
金や地位ではなく門地の香りがする。そしてアカデミックのオーラ。
実際行政は教育に対して多くの投資をしているらしい。
さてそんな春日でやってきたのは
東大生がよく通う(らしい)魚雷。
サイフォンで鰹出汁をとるインスタ映え確実な店。しかし味はとてもしっかりしている。
鶏と魚介のWスープ、鰹節の香りがこれでもかとする。これはサイフォンを使ったおかげ?ぶち込んだ量の問題?
全粒粉の麺は香りをしっかりと受け止め、良いバランスでスープを運んでくれる。
トッピングは別皿に3種類、好きなものを選べるという。
ゴージャスな気分になれるのでこれはお勧め。
ほとんど知らない路線、初めて降りる駅、そこで出会うラーメン。
東京という狭い世界で小さな物語。
まだまだ楽しいことはたくさんありそう。
本枯中華そば 魚雷 (ラーメン / 春日駅、後楽園駅、本郷三丁目駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.6